
最初に入って来た昭和の夢町三丁目館入り口に戻ると、駄菓子屋の横に小さな路地があるのに気が付きます。こここそ、今回の目玉。有料ゾーンへの入り口です。チケットは駄菓子屋に提示してください。
明らかに明るさの違う路地を歩きながら、その先にある異空間に胸が躍りそうになります。そんな私達を歓迎するかのように、
「あ〜そぼっ!」
という子どもの声が聞こえてきました。

路地を抜けると今はもう見なくなったこじんまりした公園。公園というより「空き地」という名前がしっくり来そうな感じです。
空き地に置かれた作業中の三輪トラック、草むらの土管には何かが隠れていますし、木製電柱なんて長い間見ていません。
しかも細かい演出は全てを見つけるのが楽しくなりそうな感覚。車に乗り込むと…。地面には懐かしいあの遊びの跡が…。
どれもアイデアが詰まった演出。全てにツッコミを入れたいところですね☆

さらにこの民家に足を踏み入れると、まだまだたくさんの楽しみ方が隠されています。
トイレでは…、井戸水は…、お風呂の中に入ると…。絶対に体験をお薦めします。
昭和の食卓を再現した台所と茶の間にも注目。テレビ・ラジオは普通に流れています。すっかり見なくなった黒電話。細かい演出に驚く冷蔵庫など。とにかき、見る者を飽きさせない様々な演出に度胆を抜かれるはずです。

細かい演出言えば、忘れてはならないのはこの空。
勘の良い方なら気が付いた方もいらっしゃるでしょうが、実は写真によって明るさが微妙に違います。その理由はこの空。
そうです。この有料ゾーンには時間の概念が存在し、昼間・夕方・夜と明るさを変えて行きます。夕暮れ時の空き地で遊ぶのも良いですが、夜に無数の星を見ながら童心に帰るのも悪くありません。

今回は2007年の昭和の日にオープンしたロマン蔵の「昭和の夢町三丁目館」を中心にロマン蔵のレポを記事にしてみました。
さすがは昭和の町の核施設!そこはアイデアの玉手箱。細かい設定から、知らなければ見逃してしまいそうな隠れた設定など、盛りだくさんです。全てを把握するまでには何回も行かなければわるそうですねw
もちろん、ここから迷わずに豊後高田市の商店街へ行く事をお薦めします。その商店街には、このロマン蔵とはまた違った、演出されていない本物の『昭和』があります!