大分県が全国に誇る施設の一つ、宇佐神宮は全国四万四千社と称する八幡宮の総本山として君臨しています。
宇佐神宮の詳細な説明・解説はまた次回に回すとして、今回は2007年の正月に初詣に行った際のレポをお届けしようと思います。
宇佐神宮は一年を通して参拝者が絶えません。その中でも最も観光客・参拝者が多いのが、やはりこのお正月時期の初詣だといいます。この日は当日の朝まであいにくの雨でしたが、何とか天気も回復しました。
足元が悪い中でしたが、それでも多くの参拝者で賑わっていました。
本殿までの沿道には多くの出店が軒を連ね、毎年宇佐神宮の風物詩となっています。お祭り気分でお子様達も大喜びでした。
焼きそばやりんご飴、金魚すくいといったお約束店舗から、最近良く見る音の鳴るおもちゃ(?)まで、大人が見てもワクワクしますよね。
本殿に近づくにつれ、徐々に風景が狭まり、目に映るものは全て品格が高く感じてしまいます。そんな雰囲気を煽るように広場では神楽を舞っていました。こちらもお正月には恒例の風景ですね。
そして階段を見つけたらいよいよ本殿へ近づきます。
品格・神格といった言葉がぴったり合う宇佐神宮。
本殿は国宝として登録されている他、同じく国宝の孔雀文磬も国宝など、数多くの重要文化財が収められています。この辺の解説もまた次の機会に行うとして…我々はさっそく参拝。
実は宇佐神宮には独特の参拝方法があります。普通は「二礼二拍一礼」が基本ですが、宇佐神宮の場合は
まず三つある境内のうち、向って左の一之御殿から真中の二之御殿、向って右の三之御殿の順に参拝しなければなりません。
また参拝方法は「二礼四拍一礼」。この説明は現地にもありますので、慌てずに良く見てみましょう。
多くの参拝者で賑わう宇佐神宮に行くのは少し戸惑っていましたが、実際に行ってみるとやはり他の神社・お寺とは比べ物にならない品格に圧倒され、一年の始まりに相応しいと思いました。
1500年以上前から、一体どれくらいの参拝者がここで神頼みをしてきたのでしょうか?そんな事を考えながら参拝すると、宇佐神宮建立の時代の人と自分が同じ方式で参拝しているのかも…と思い、不思議な感覚に浸りました。
2007年、本当に良い事が置きそうな気がします。