
童話の里と呼ばれて久しい玖珠町。
その玖珠町を代表する公園に、三島公園を挙げない人はいません。森藩の名残を残す庭園、童話の主人公達を象った銅像など、日本一小さな城下町を彩るゆったりスペースを満喫できます。
三島公園に行った際には、是非手前の遊歩道を歩く事をお薦めします。商店街の様にも見えるこの通りには、たくさんの童話の銅像が並んでいます。
かぐや姫に一寸法師、桃太郎に金太郎…誰もが一度は耳にした事がある、有名な童話の主人公達の像が、童話の里に訪れた人を出迎えてくれます。
歩道も綺麗に整備されていますし、この通りには玖珠町が「童話の里」となるためのきっかけを作った人物・久留島武彦氏の遺品が展示されている『久留島記念館』もあります。

この通りをまっすぐ進み、小高い丘の上に三島公園はあります。
三島公園は森藩第8代藩主の久留島通嘉が築造させた陣屋跡です。庭石と樹木が静かな調和をみせる久留島庭園を中心に、森藩ゆかりの史跡が点在し、市民や観光客の憩いの場として、広く活用されています。
昭和49年に玖珠町都市公園として認可され、野外ステージ・遊具・休憩施設などが整備されました。2006年10月には都市公園法施行50周年の記念事業において『日本の歴史公園百選』に大分県では『岡城址公園』『別府公園』と共に選定されました。

三島公園のど真ん中にどっしりと腰を降ろし、存在感を輝かせているのはこの久留島庭園。
南北に細長い池、向こうの山の斜面には枯滝。池の中央には小島がひっそりと立ち、反り橋が風景に見事に合っています。
必然性すら覚える違和感のない大小の岩が、「これぞ日本庭園!」という雰囲気を醸し出していました。
他にも何ヶ所か時代を感じさせない見事の日本庭園があります。全てを見物するのも良いですね。

三島公園大改修の際、人夫頭の長尾喜藤次は森奥から見事に大きな石を、運ぶべく準備を進めました。
しかしその石のあまりの大きさ・重さに運搬作業は全く進まずに、さすがの喜藤次も精根尽き果て、ついに泣き出したということです。左の写真がその時の石で、『喜藤次泣かせの石』と呼ばれています。
他にも野外ステージや子どもの遊び場、平和記念碑など、移動しなくても充分に楽しめる公園になっています。まだまだ見所も多いので、その他の場所はまた別の機会にうかがいたいと思っています。