2006年の12月、豊後高田市に新スポットが誕生したという噂は早くから耳にしていました。
大人から子供まで大満足できる美術館で、必ずカメラは持って行った方が良いと知らされていました。―トリックアート―とは一体どんなアートなのでしょう?さっそく我々も昭和の町へ向かいました!
ここは以前から高田モダンという和食屋さんがあった、知る人ぞ知る有名スポット。その高田モダンの敷地内に突如現れたいかにも現代風の倉庫の様な風貌。ここがトリックアート・不思議な美術館。
イベントなどで何度か目にした事がある方もいるかもしれませんが、常設展示場としては九州初なんだそうです。
入り口を入るとすぐに受付があります。その向こうには売店も見えますが、お買い物は見学した後のお楽しみ。まずはここで入場料を払って入場を待ちます。
あえて「入場を待つ」と書いたのには理由があります。実は入場は数組ずつという工夫がされています。ここは写真を撮って楽しむ場所ですから、ゆっくり写真が撮れるように美術館側が入場制限をして配慮してくれているようです。
お陰でゆっくり写真を撮りながら館内を楽しむ事ができるんですよ。
トリックアートとは、ヨーロッパで発祥した「トロンプ・ルイユ」とよばれる立体画法(だまし絵)に新しいアイデアを付加して作られました。
遠近法・陰影法・色・照明の組合せに加え、透明度の高いペンキを塗り重ねることで、光の屈折・反射を作り出し、意識の錯覚をおこして立体的に見せているそうです。
いわば…『肉眼で見て感性で楽しむ』人間生理学を応用した知的ミステリアスなアートなのです。
近年、日本でも注目されはじめ、各地のイベントで目にする事が増えました。しかし、先述の通り、常設展示場としては、何と言っても九州初の施設。さすがは豊後高田市ですね。
ここは、言葉で説明するよりも、写真を見ていただければ、その面白さも伝わると思います。但し、全て見せてしまうと、実際に行った時の楽しさが半減してしまう恐れもありますので、本の一部だけ御覧下さい。
テーマに沿った多くの騙し絵が皆さんをお待ちしてます。
色んなポーズを考えて、オリジナルの写真を撮れば、非常に面白いですし、何より知らない人に見せれば、「どうなってんの?」と驚かれるはずです。もちろん見るだけでも十分に満足できますが、ここはカメラを忘れずに持参したいところですね。
ちなみに、展示品は一年に一度入れ替えられるそうです。次回もまた面白い展示作品を期待したいところですね!!