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原尻の滝 吊り橋を渡り、散策ルート沿いに歩けば、やがてこちら側からの視界が開け、角度の違う原尻の滝の姿を拝む事ができます。 風の強い日には、この辺りまで来ると霧状の水しぶきが飛んでくる事もあるんですよ。

 ここまでを御覧戴いてもわかるとおり、原尻の滝ほど色々な角度で滝を楽しめるのも珍しいといわれています。普段は山などから突出した絶壁にあることが多い滝ですが、原尻の滝の場合は、平野にある川の滝ということが360度から見ることが出来るという、珍しい現象を発生させてくれるのです。

滝の上より そしていよいよ滝の上へ。水量が増している時は、危険ですから絶対に滝の真上には行かないで下さい。
 滝を真上から見るなんて機会はそうありません。しかし20mの高さは数字上では大したことがない様に聞こえますが、実際にその場に立つと、大人でも足がすくむ高さです。

 滝の落下口は、巨大な奇岩がいくつも横たわり、岩肌は水流で深く抉られ、無数の筋状の溝が出来ています。この溝を水が流れ、滝壺へと落下していきます。

 水の流れていない岩肌をつたって、滝壺の上まで来るわけですが、手摺はもちろん、しっかりとした足場もありません。繰り返しますが、水量が多い時や足場が悪い雨の日などは絶対に近づかないで下さい。 ここでの事故は、死を意味します。実際に落下して亡くなった事件も起きています。

滝の上から 滝壺を見下ろす 岩肌は丸みを帯びています

原尻の滝ベストビューポイント 渡りきると、滝の右手側からもう一度振り返って下さい。個人的にはこの角度が原尻の滝のベストビューポイントだと思っています。
 公園にひっそりと佇む不動明王像。この隣、もしくはその下あたりでこの角度から見ることが出来ます。

 やはりこうやって見ると、この日の水量が少ないのが分かりますか?滝の豪快さを見るには、やはりある程度の水量がないと厳しいですよね。それも原尻の滝はその広さから、まだ威厳を保っているように見えます。





水車 この公園の向こう側には茶屋が用意され、昼食やちょっとした休憩所として利用されています。その茶屋の前には、緒方の街並みには欠かせない水車が回っています。高さは2m程でしょうか?それでも一分間に4回転回るといいますから、見た目より意外と速いんですね。

 水車はこの裏にも存在し、そちらではうすの中のもみを突く木材と直結され、実際に生活の中で水車がどう使われていたのか、見て勉強することも出来ます。ちなみに写真の大きな水車も最大120wの発電装置として、立派に活躍しているんですよ。

 水量が少なく、少し残念ではありましたが、原尻の滝を改めて見て、自然の雄大な姿に心を打たれました。
 人工物とは違う様々な見所に、きっと見とれてしまうはずです。

滝の上から 滝壺を見下ろす 岩肌は丸みを帯びています